キャリアの前に、そもそもどう生きたいのか。ポッドキャスト「医局の外で会いましょう」で繰り返し語られるのは、労働が自分の美学かどうかを一度立ち止まって考えることの大切さです。忙しい医師が人生を問い直すための5冊を紹介します。

  1. 7つの習慣
    スティーブン・R・コヴィー

    「重要だが緊急でないこと」に時間を使えているか。多忙な医師が最も見落とすこの領域を、正面から扱う古典です。人生の優先順位を、原則から立て直したいときの一冊。

    こんな医師に:目の前の忙しさに追われ、大事なことを後回しにしている
  2. 夜と霧
    ヴィクトール・E・フランクル

    極限状況を生き抜いた精神科医が、人間にとっての「生きる意味」を問うた不朽の書。医療者として、そして一人の人間として、何のために生きるのかを揺さぶられます。短いのに一生残る一冊。

    こんな医師に:働く意味を見失いかけている、燃え尽きを感じている
  3. 嫌われる勇気
    岸見一郎/古賀史健

    アドラー心理学を対話形式で解く本。「他人の期待に応えるために生きなくていい」というメッセージは、レールの上を歩き、周囲の空気を読んできた医師にこそ効きます。辞められない心理を解きほぐす一冊。

    こんな医師に:周りの目が気になって、自分の選択ができない
  4. 幸福の「資本」論
    橘玲

    幸福を「金融資産・人的資本・社会資本」の3つで捉え直す本。医師は人的資本が突出して高い一方、他が弱くなりがち。自分の幸福のバランスシートを客観視できます。お金と幸せの関係に迷う医師に。

    こんな医師に:収入はあるのに、幸せの実感が薄いと感じる
  5. モモ
    ミヒャエル・エンデ

    「時間どろぼう」に奪われた時間を取り戻す物語。児童文学の顔をした、時間と人生の寓話です。効率と忙しさに追われる医師が、ふと立ち止まるきっかけをくれます。子どもと一緒に読めるのも魅力。

    こんな医師に:効率を追ううちに、大切な時間を見失っている
アイジュアイジュ
18歳の世界一周が、今も複利として効いています。若いうちに広い世界を知る経験は、どんな本にも負けない財産ですよ。
ゆーゆー
労働し続けるのが自分の美学なのか、別の生き方が幸せなのか。本を読みながら、そこを自分の中で答えを持つのが大事ですね。
PODCAST

生き方の話は音声でも

「年収と幸せ」の相関、幸せの本質。人生をどう設計するかを本音で語るVideo Podcast。

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読むことは、立ち止まること

これらの本に共通するのは、答えを与えるのではなく、問いを立て直させてくれることです。忙しさの中で失われた「考える時間」を、本が代わりに作ってくれます。読み終えたら、次は医師10年目のキャリアの考え方へ。あなたにとっての幸せは、どんな状態ですか。