10年目は、なぜか迷いが生まれる時期
医師10年目前後は、専門医を取り、一通りの診療ができるようになった頃です。技術的には安定しているのに、なぜか「このままでいいのか」という迷いが湧いてくる。これは多くの中堅医師が通る道です。
アイジュ
ゆーなぜ中堅期に迷うのか
理由の一つは、目の前の目標を達成してしまったことです。専門医という分かりやすいゴールがなくなり、次に何を目指すかが見えにくくなります。もう一つは、家庭やライフステージの変化です。結婚や子育てで、時間の使い方を見直さざるを得なくなります。
忙しすぎると、この問いに向き合えない
皮肉なことに、迷いが生まれるのに、それを考える時間がないのが中堅期です。ポッドキャスト「医局の外で会いましょう」でも、忙しすぎると周りの世界が見えなくなり、思考が止まってしまう、という話が繰り返し出てきます。
時間ができて初めて「これって面白そうだ」と思えるものに出会える。逆に言えば、詰め込みすぎた状態では、新しい興味も次の目標も湧いてこないのです。
立ち止まって問い直す3つの視点
1. 労働・投資・経営、どこに軸を置くか
臨床を続けるのか、投資でストック収入を作るのか、経営に踏み出すのか。自分がどの働き方に幸せを感じるかを言葉にしてみます。
2. 時間とお金、どちらを優先したいか
収入を増やすために時間を売り続けるのか、収入を少し抑えても自由な時間を取るのか。正解は人によって違います。
3. 5年後、誰とどう過ごしていたいか
キャリアの前に、生活の全体像を描きます。仕事はその生活を支える手段だと考えると、優先順位が整理できます。
新しい挑戦をしたくなる忙しさが、ちょうどいい
暇すぎても物足りず、忙しすぎても思考が止まる。ちょうどいいのは、少し余白があって「何か新しいことをやってみたい」と思えるくらいのバランスです。その余白を意図的に作ることが、中堅期のキャリア戦略になります。
アイジュ
ゆー迷いは、次のステージへの入口
10年目の迷いは、立ち止まれというサインです。焦って答えを出す必要はありません。むしろ焦ると答えは見つからなくなります。一度立ち止まり、自分の貴重な時間をどこに投下するかを問い直す。あなたはこの先の10年を、誰のために使いたいですか。