臨床だけが、医師の道ではない
医師免許を持っていても、働き方は臨床一本に限りません。産業医、パーソナルドクター、経営、投資、執筆。医師のキャリアチェンジには、思っている以上に多くの選択肢があります。大切なのは、いきなり全部を変えようとしないことです。
アイジュ
ゆー医師のセカンドキャリアの主な選択肢
産業医
企業で働く人の健康を守る仕事です。当直やオンコールがなく、時間の見通しが立てやすいのが特徴です。ストレスチェックの義務化などで需要が伸びています。
パーソナルドクター
個人や家族の健康を継続的にサポートする働き方です。臨床経験を活かしながら、患者一人ひとりと深く関われます。
経営・開業
クリニックや事業を経営する道です。専門医としての診療より、経営やマネジメントの経験が生きる領域です。
投資・執筆・発信
投資でストック収入を作る、専門知識を執筆や発信で届ける。収入源を複数持つことで、臨床への依存度を下げられます。
副業は「お金稼ぎ」ではなく「複利」で考える
キャリアチェンジを考えるとき、副業を単なるお金稼ぎと捉えると失敗しやすくなります。ポッドキャスト「医局の外で会いましょう」では、時間ができたから健診バイトを入れる、というのはただの労働であって、そこからは何も積み上がらない、と語られています。
一方で、何かに挑戦することで次につながり、経験という利益を雪だるま式に生むものが本来の副業です。失敗しても経験が残る。その積み重なりこそが複利になります。実際、ライティングの連載が書籍出版につながり、それが講演の依頼を呼ぶ、といった形で点と点が後からつながっていきます。
無理なく踏み出す3ステップ
- 常勤を少し減らし、考える時間と余白を作る
- 興味のある領域を、本業を続けたまま小さく試す
- 手応えがあれば比重を移し、なければ本業に戻す
いきなり退職や転職を決める必要はありません。半歩ずつ広げて、自分に合う方向を確かめていくのが現実的です。
アイジュ
ゆー変えるのは仕事ではなく、人生の設計
キャリアチェンジは、仕事を変えることそのものが目的ではありません。自分の人生をどう設計するかの一部です。臨床が好きなら続ければいい。別の道に惹かれるなら試せばいい。あなたの興味は今、どこに向いていますか。