こんにちは、プロデューサーのサトシです。今日はシーズン7-1の内容をお伝えします。
立った、がLINEで届いた
アイジュさんの「ゆーさん的に、幸せって何?」という質問から始まります。
ゆーさんの答えは、退局の前後で人生観が変わった、というものでした。それ以前は敷かれたレールの上を歩む前提で、そのレールに強い魅力を感じていたわけではない。ただ、ほかのロールモデルもいなかった。医局の中は見ていたけれど、外にどんな医師がいるかまで視野を広げてはいなかったそうです。
不幸ではありませんでした。目の前の医療の質を上げることに充実感があったので、幸せとは何かを考える必要がなかった。
変わったきっかけが、子どもが初めて立った日でした。
ゆー
アイジュ一父親としてそれでいいのか、と思ってしまった。そこから優先順位が仕事から家庭に移り、働き方を変えることになります。
結婚したときにはそう思わなかったそうです。奥さんも医療従事者で状況が分かっていたので、当たり前だよね、で済んでいた。子どもは別だった、と言っていました。
お茶とティーは、同じものから来ている
アイジュさんの答えは、いつも通り18歳の世界一周に戻ります。幸せの本質は繋がりだ、というのを19歳で結論づけていました。
きっかけはエジプトでした。2001年の直後で、中東は危険だというイメージが強かった時期です。行ってみたら人懐っこさが度を越していて、物も取られない。報道を真に受けていた自分が恥ずかしくなったそうです。世界がこれほど反米だという事実にも驚いた、とも言っていました。
回っているうちに、違うようで繋がっているものが見えてきます。日本と韓国は世界から見れば非常に近い。南米とスペインは言葉だけでなく文化でも繋がっている。トマトもじゃがいもも南米からヨーロッパへ渡ったものです。
その象徴として出てきたのがお茶でした。
アイジュ
ゆーこちらは福建あたりの発音で、テーと読んだそうです。それが大航海時代に海路でヨーロッパへ直接渡った。陸を伝った言葉と海を渡った言葉で、同じものの名前が分かれている。
人と人は分かり合うのが難しい。意味の分からない文化はいくらでもあるし、一神教も多神教もお互いに不思議に見える。それでも繋がりを理解できたら幸せなんだろう、というのが19歳のときの結論でした。
だから診療科も、そこで選んでいます。内視鏡や手術で結ばれる関係より、慢性疾患で長く付き合う関係のほうが自分には合っている。循環器で迷ったのも不整脈、膠原病も候補に挙がったのも、付き合いが長いからでした。
繋がりをどこに深く置くか。その置き場所の違いが、人の幸せの違いです。