週6勤務と当直が当たり前だった2人の医師は、いま週4〜4.5で働いています。何を変えたのか、何が変わったのか。ポッドキャスト「医局の外で会いましょう」での対話を、対談形式でお届けします。

週6で働いていた頃の話

アイジュアイジュ
ゆーさん、医局時代の働き方を振り返って、率直にどうでした?
ゆーゆー
平日は普通に夜8時9時まで仕事、土日のどちらかは当番か当直で、ほぼ週6でしたね。平日に家へ帰っても子どもと妻は寝ているし、土日もどちらかは病院にいる。家庭の時間はほぼ見れていなかったです。
アイジュアイジュ
そのときって、時間のやりくりを意識しました?
ゆーゆー
ないですよね。そもそも「時間をどう使うか」という概念がなかったです。医者の働き方ってこういうものだよね、という典型のまま働いていました。
アイジュアイジュ
夢中だから気づかないんですよね。忙しすぎると、時間のやりくりを考えること自体ができなくなる。ここが一番怖いところだと思います。

週4にして、何が変わったか

アイジュアイジュ
今は週どれくらい働いているんですか?
ゆーゆー
ならすと週4から4.5ですね。臨床が2.5日、産業医やパーソナルドクターが1〜2日という感じです。土日は基本的に空けていて、仕事は入れないと決めています。
アイジュアイジュ
週6から週4に減らして、まず何が変わりました?
ゆーゆー
めちゃくちゃ時間ができました。夜間の待機もないので呼ばれない。平日に1日休みがあって、土日も休める。まず家族との時間が戻って、そのうえで、これだけ休みがあると何かしらやりたくなるんですよ。
アイジュアイジュ
そこなんですよね。時間ができて初めて「これって面白そうだ」と思えるものに出会える。忙しすぎた頃は、周りの世界が見えていないんです。
ゆーゆー
実際、その余白から産業医やパーソナルドクターという今の働き方につながりました。焦りとは違う、自然な興味でしたね。

「週4は無理」と感じる先生へ

アイジュアイジュ
とはいえ、いきなり転職する、いきなり医局を辞める、いきなりバイトを変える。どれもハードルが高いという気持ちはよく分かります。
ゆーゆー
だからまず、考えるための休みを1日取ることからですよね。有給の消化を認めてくれる医局も今は結構ありますし。
アイジュアイジュ
時間の問いって、10分15分では答えが出ないんですよ。1〜2時間は絶対かかる。だから空き時間ではなく、しっかり時間を確保して考える形にしないと、気持ちがそっちに向かないんです。
ゆーゆー
そういう時間を強制的に設けないと、忙しい勤務の中で将来を考えるのはなかなか難しいですからね。

週4が正解、ではない

アイジュアイジュ
誤解してほしくないのは、週4が万人の正解ではないことです。僕はフルタイムで働いて、そのぶん長い休みをまとめて取るタイプ。年に5〜6週間の休暇で旅に出ています。
ゆーゆー
週4でもソワソワしてしまう人もいれば、ぼーっとする日が週3ないと苦しい人もいます。大事なのは、それを自分で選べる環境をどう作るかですよね。
アイジュアイジュ
流されるのが一番良くない。自分で選択して働いているかどうか。そこだけは共通だと思いますよ。
PODCAST

この対談の全編はYouTubeで

週7から週4へ。激務の医師こそ「考えるための休み」を取るべき理由を、フルバージョンで配信しています。

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まとめ|順番は「休み→考える→減らす」

いきなり勤務を減らす必要はありません。まず1日休んで、自分の時間の使い方を考える。方向が見えたら、常勤の日数や勤務先を調整する。この順番なら、週6の生活からでも動き出せます。あなたの理想の1週間は、何日働く形ですか。