こんにちは、プロデューサーのサトシです。今日はシーズン8-4の内容をお伝えします。
専門医証に、国の印がない
ベトナムで働くとき、専門医の証明書を提出して混乱が起きたそうです。
アイジュ
ゆーフランス人の専門医証には国務大臣の名前が入っているので、国家資格と同じ扱いです。日本の専門医は学会が出す証明書なので、国は関わっていません。アメリカはさらに違って、医師免許が州ごとに発行され、州をまたいで働くには書き換えが要る。数ヶ月から半年かかることもあるそうです。
そのうえでキャリアの話に戻ります。軸になる専門を持って、がむしゃらにやったうえで、産業医なり美容なり別の能力を足す。2人が繰り返し勧めてきた形です。
ただ、それが正解かは分からない、と正直に言っていました。そこで出てきた言い方が印象に残ります。凡人の選び得る最善策はそれではないか、と。
天才や、世の中の先を見通せる人は、もっと尖った選択ができる。起業なら早く始めてプロダクトを作ったほうがいい。ただそれには胆力が要る。平凡であることを前提にするなら、専門医を取って選択肢を残しておくほうが理にかなっている、というのが2人の結論でした。
若い医師が焦りすぎている、とも言っていました。医師人生はまだ長いのだから、そんなに急がなくていい。
風邪で1000円、支払いは8000円
後半は各国の医療制度の比較です。ここが面白かったです。
イギリスのNHSは無料ですが、公的保険では何ヶ月も待つことが普通にある。だからベトナムの私立病院に来たヨーロッパの人は感動して帰るそうです。イギリスならこの3倍払っても、もっと古い病院でしか受けられない、と。
韓国はまた違います。保険診療がとても安く、風邪の自己負担が1000円ほど。ところが実際の支払いは8000円になることがある。せっかく来たのだからと点滴やビタミン、美容の相談が乗ってくるからです。自費の部分を受け入れる文化があり、それが医師の収入につながっている、という話でした。
日本の特殊さも整理されていました。誰でも、どこでも、専門医にかかれる。これはすごいことだと2人とも言っています。その代わり、お金を積んでも順番は変わらない。
アイジュ
ゆー混合診療はそう遠くない未来に認めざるを得ないのではないか、というのが2人の見立てでした。中小の病院は国が切るのではなく、支えている病院が潰れる形で自然に集約されていくだろう、とも。
最後は『ライフシフト』の話です。一本道のキャリアではなくなった時代に、転職の合間に1ヶ月2ヶ月休むのが当たり前なら、それが1年になってもいい。
キャリアの間に休憩期間があっていい。アイジュさんの場合、それが50歳の世界一周です。