こんにちは、プロデューサーのサトシです。今日はシーズン8-2の内容をお伝えします。
ロキソニンを、3年処方していない
前回の直美(ちょくび)の話から、これは世界的なトレンドらしい、というところで始まります。韓国やタイ、台湾でも制限の議論が出ている。
フランスの話も出ました。同僚に国公立で保険診療をしている医師の給料を聞いて驚いたそうです。ただ院長いわく、そもそもフランスでは医師の給料がそこまで高くない。日本や韓国のように、稼げる職業の最高峰というイメージではないと言われたとか。保険診療が行き詰まるのはどの国も同じで、日本はまだうまくやっているほうかもしれない、という見方でした。
そこから脱線した話が面白かったです。日本を4年離れて、自分が忘れ始めていることに気づいたそうです。
アイジュ
ゆートラマドールとアセトアミノフェンの合剤も、ベトナムでの商品名しか出てこなくなり、日本での名前をChatGPTに聞いたと言っていました。フェブキソスタットは日本には10mgがありますが、ベトナムでは40mgしか見たことがない。認知症の薬も骨粗鬆症の薬も種類が少ない。若い国だからです。
参照するガイドラインも欧米のものになるので、日本人の患者さんに日本のやり方で処方すると、薬局から電話がかかってくるそうです。この処方はベトナムのガイドラインと違います、と。日本人はこうなんです、と説明して通してもらう。
臨床一本で、専門医が見えるまで
本題は専門医の位置づけでした。2人とも取ったほうがいい派なのは前回と同じですが、この回では理由が具体的です。
ゆー
アイジュ内科専門医を取ってから美容に行っても行ける。4、5年の違いはあるけれど、こけたときに戻る先があるかないかで精神の安定がまるで違う、というのがゆーさんの立場でした。
そのうえで、ゆーさんの提案は具体的でした。臨床一本でいいから専門医が見えるところまでは行く。そこから、それまで臨床に注いでいたエネルギーの1割2割を、ほかの可能性を探すほうに振り分ける。何をやるにも遅いということはない、と2人で確認していました。
アイジュさんは、自分は医師のキャリアではなく人生のキャリアで考えてきたのだと、この回であらためて言語化しています。人生の大きな決断だったと思うことが、どれも医師としてのキャリアの話ではない。ベトナムに行くとき、透析医としてのキャリアは終わったと思ったけれど、不安ではなかった。次のステージが始まる、という感覚だったそうです。
研修医で結婚して3年目に子どもが生まれたので、キャリアをどうするか悩んでいる余裕がなかったのかもしれない、とも振り返っていました。
人生から見て、そのうえでキャリアを決める。順番はそちらです。