こんにちは、プロデューサーのサトシです。今日はシーズン5-3の内容をお伝えします。
2週間を2回のほうがいい
休みの話の続きからです。日系のクリニックにいた頃、メキシコに住む妹に会うため10日休んだのが最長だったそうです。いまは同僚と3週間会わないこともある。先週は自分が中国、今週は相手がどこかへ行っていて、久しぶりですね、と挨拶することになる。
長く休めるようになって分かったこともありました。
アイジュ
ゆーハノイから日本までは4時間半で、博多から新幹線で東京へ出るのと変わらない。マレーシアに行くのは新幹線で神戸に行くくらいの感覚だそうです。移動距離の感覚が違う。
海外ならではの生活の話も出ました。子どもだけで出歩かせることはなく、学校も習い事も送り迎えが普通。ベトナムは治安がいいのですが、言葉の問題があるからです。ベトナム人の友達が一緒なら行かせている、とも言っていました。
その結果、子どもの友達がどこに住んでいるかまで把握することになる。日本ではなかなかない距離感だと思います。日本の学校に通って電車通学で青春したい、と言って帰る子もいるそうです。
ひとつだけ強く禁じているのがバイクでした。ベトナムでは50cc以下に免許制度がなく、中学生くらいの子がノーヘルで走っている。
日本にいた頃はまるで違う生活でした。血液透析が専門なので、夜間透析のバイトに週2、3回。実家のクリニックの夜間透析にも週1、2回。自宅から1時間以上かかる場所なので、帰宅は11時半か12時だったそうです。
100点を5個より、70点を15個
後半が、この回のいちばん濃いところでした。ベトナムで働いてみて分かったのは、100点を取ろうとしてはいけない、ということだったそうです。
アイジュ
ゆー100点をやっても感謝されるどころか、なぜここまでやったんだ、95点でいいからもっとさばけ、という話になる。評価のされ方が違うのだから、日本と同じことをやろうとするほど大変になる。
一方で、日本人らしい診療をしているだけで、話を聞いてくれる、怒らない、と評判になるとも言っていました。そこは誇っていい部分だと。
大事なのは見極める力です。大学病院での評価のされ方と、市中病院と、バイト先のクリニックと、在宅とでは、求められるものがまるで違う。それを理解せずに同じやり方を続ける医師が、思ったより多いという話になりました。
ゆーさんが訪問診療で感じているのも同じでした。施設に病院と同じ体制を求める指示が出てしまい、現場が困る。まずどこまでできるのかを確認するところが抜けている。
賢い先生は、頭の良し悪しと関係なく、それができる人です。